コロナ禍の寺巡り~島根編(2021年5月)

GWにコロナ禍の中での寺巡りを考えた。テレビでは「外出は控えてください」という呪詛の言葉が繰り返される。 でも寺ロスも限界に達した。電車を使わず、酒も飲まず、迷惑掛けずで行くから許しておくれ。 それではどこに向かおうか。大阪、京都はもってのほか。HPには県境をまたぐ移動は控えるよ […]

コロナ禍の寺巡り~鳥取編(2021年5月)

なんだかんだで山陰3日目。いよいよ鳥取県である。水木しげるを育てた境港へと北上する。米子から北西に真っ直ぐの道路が続く。運転に退屈していると、米子鬼太郎空港が現れる。訪れなかったが、妖怪のステンドグラスなど粋な空港になっているという。これを迂回して境港市にある正福寺に向かう。がら […]

「慈眼」その後…(2019年8月・福島県会津美里町・龍興寺)

知ってしまったからには、行かずにはおられない。 風薫るすがすがしい福島・会津地方を車で走っておる。   会津若松城がある市街地から30分あまり。 会津美里町にある龍興寺を目指した。   どうしてこの地を選んだのか? 少し寂しげな町の中心に来るとわかる。 &nb […]

くせになりそう、慈眼寺参り(2019年7月・京都市・慈眼寺など)

「あ、慈眼寺ですか? そこ知ってますよ」   お寺好きの方の目が輝いたのだが、 私が訪れた慈眼寺とその方がいうお寺は違っていた。 調べてわかったのだが、「慈眼」という名前がつくお寺は、日本全国にかなり多い。 大阪だと、野崎観音として知られる寺院が慈眼寺という。 ちなみに […]

宇治でIT企業のはしりを発見(2018年6月・京都府宇治市・宝蔵院)

宇治の黄檗宗大本山・萬福寺からすぐのところに、宝蔵院という小寺がある。 入り口になにやら看板が…。     「原稿用紙のルーツ」というところに惹かれて、山門をくぐった。   建物にかけてある鐘を叩くと、柔和なお顔のご住職が現われ、説明を施してくれる。 […]

讃岐紀行㊤~空海から乃木将軍、そしてアイドルまで!?~(2018年8月・香川・金倉寺)

瀬戸内海には夏が似合う。     穏やかな水面がキラキラ輝いている。うだるような猛暑の中、ガタゴトと電車に揺られて瀬戸大橋を久々に渡った。10年前は、仕事でよくこの電車に乗っていた。こんなキレイな風景だったんだなぁ。齢を重ねたのか、心に余裕ができたのか&#82 […]

善光寺の怪(2014年4月・長野市・善光寺、西方寺)

 長野に行ってきました。昔、スキーでよく訪れたのだが、まちを見るのは今回が初めて。実に気持ちのいいところだった。そばがうまいし、人も親切。高い建物がないので、視界が開けていて、圧迫感が全くない。いや実にすがすがしい。  まあ、あっしが行くとこにゃ、必ずお寺があるわけです。日本仏教 […]

讃岐紀行・番外編~島に奇跡が起こった~(2018年8月・香川・津嶋神社&海岸寺)

番外編で伝えときたいことがある。 海岸寺副住職の細やかな優しさである。   わたしが訪れた8月初旬の週末というのは、地元の人にとり、特別な日であった。 それはあとで知ることになるのだが…。   「よかったら、その神社にも行ってみますか? 車だとすぐですから」 […]

善光寺に引かれて、岐阜参り(2014年5月・岐阜市・岐阜善光寺)

 前回のお話は、長野の善光寺のものだが、今回は岐阜の善光寺のお話です。GWの岐阜は実にのどかです。さらにもって、観光客もまばらで静けささえ漂います。ほどよく心地いい。岐阜はそんなところです。  御本家の善光寺では、怪人に会った話をしました。  (善光寺の怪(2014年4月))   […]

守るべきものとは?(2018年11月・京都市左京区・圓通寺)

仕事で知り合った紳士との会食の席で…。   「迷ったら必ず行くようにしていたお寺があるんですよ」   特にお寺好きでもない人から、こんな話を聞くと、そそられる。 それが自分が行ったことのないお寺であるならなおさらである。   お寺は京都にあるが、地下 […]

本当のところはわからない(2019年1月・兵庫県丹波市・達身寺)

いったい何曲入っているんだろう? 正月早々、先輩と丹波の古寺巡りなのだが、車のBGMは 決まって大音量のロケンロール! イギーポップ、クイーンから始まり、浅井健一など日本ものになると、ついて行けない。 でも、先輩のロック愛は道中、びんびんに伝わってくるのだけは確かだ。 &nbsp […]

ママ、まま、間々?(2019年2月・愛知県小牧市・間々観音)

まま観音というお寺が愛知県は小牧にある。 「間々観音」と書く。     あとで記すが、ここは「お乳」のお寺で知られているため、 母上の「ママ」かと思えば、それは違うらしい。   お寺の方によると、昔から崖や傾斜地のことを「まま」と呼び、古来より周辺は […]

北向きです(2014月9月・長野県上田市・北向観音)

前項コラムで、後醍醐天皇陵が北を向いていることを書いた。このたびも北向きの話である。 舞台は、長野県である。夏は新緑がすがすがしく、風が涼しい。中高年向きの雑誌に、「田舎暮らしのランキングの1位が長野」とあった。そんな気にさせる風土が確かにある。 足を運んだのは、別所温泉というと […]

死ぬほどの体験・後編(2019年2月・岡山市・西大寺)

ともかく、出陣だ! 寒いと思いきや、さらしが腹に巻かれているので意外に寒くない。 しかも肩を組んで、叫びながらの野郎の大行進。 沿道の応援者とはハイテンションでハイタッチ。 異様な熱気を帯びて、寺の仁王門へと進んでいく。     「闘牛場みたいやぞ」 &nbs […]

闇に葬られた逸僧と寺(2019年3月・京都市・神泉苑など)

京都で二条城は知らない人はいないであろうが、そのすぐ南にある神泉苑はいかがか?   私もこれまで訪れたことはなかった。 二条城は毎度の外国人観光客でにぎわっているが、 一本筋を超えると、喧噪と無縁の場所となる。 地元民であろう妙齢のおばさまがのたのた歩く、生活感漂う京都 […]

延命の仏は仏教由来ではない!?(2019年4月・奈良県五條市・常覺寺)

お寺を参るにも大義が必要だ。つまり、なぜそのお寺に行くのか?同行も日にちも決まっていたが、目的地が決められず、迷った。そんなときはご縁にまかせるほかないが、難産で…。 決行前日に妻の仕事で京都に行ったので、東山にある青蓮門院の夜間拝観に足を運んだ。   観光 […]

まこも?(2014年9月・三重県・竹成大日堂)

「まこも」とはなんぞ?  すぐにピンときた向きはよほどの食通とお見受けする。わたしも40年以上生きてきて、つい最近知った。 妻が陶芸の題材として、「羅漢さんをみたい」という。東海地方で調べると、竹成五百羅漢という石仏群がヒットした。では、さっそくGO!だだっ広い平地に目的地はあっ […]

たけのこから達磨さん(2019年4月・京都府八幡市・円福寺)

テレビをなにげにつけると、「長岡京たけのこフェスタ」のことを放送していた。   「たけのこ食べたいなぁ」   旬の朝取れのたけのこは絶品のおいしさである。 だが…。   「朝からたくさんの人が並んでいたのですが、もういまは売り切れです。 あしたまた会 […]

思えば遠くに来たもんだ(2015年5月・北海道札幌市・弘法寺)

武田鉄矢主演の映画のタイトルではない。だが、舞台の秋田県角館よりさらに遠い北海道にいる。いわゆる北の大地だ。気温が違うし、風が違う。 とはいえ、こんなところだからこそ、寺を訪れたいと思うのが人情?知人のお坊さんに電話をすると、グーグル並みの即レス返事だ。   「OKです […]

つかみきれぬ山(2015年8月・奈良県生駒市・宝山寺)

先日、仕事で関西に帰ったら、仕事場が生駒山の山麓だった。 翌日、連れと飲んだ。 彼は「生駒はやっぱりええ。ホッとするというか、心が洗われる」と宣う。 ふうん、そんなものかね。 そういえば、私も縁のある聖天さんを祀る宝山寺には、 しばらく行けてないもんなぁ。 こりゃ、「顔見せぇや」 […]

不退のダンス(2015年8月・岐阜県郡上市・大乗寺)

郡上には、1度行ってみたかった。なぜって?聞くも野暮よ。郡上踊りを見るためゾ!なにがスゴイって、この踊りは7月11日からはじまって、9月5日まで約2カ月もの長きにわたり、行われておる。お盆の8月13日から16日はクライマックス!徹夜踊りでは、夜の8時から朝の4時ごろまで踊り倒す。 […]

大須にて出会った神々(2015年11月・名古屋市・七寺など)

ある意味で、仏教ブームはちまたで定着した感がある。テレビでも趣旨には首をかしげるが、お坊さんが主役の『ぶっちゃけ寺』なる番組もある。最近、友人から本をプレゼントしてもらった。   「絶対、好きな本だと思ったので」   これは、ありがたい。だが、手に取って、少し […]

こんなところに、韓国の仏教! 前編(2019年7月・長野県北安曇郡松川村・観松院)

はるばる来てしまった。 長野県は松本から北上すると、松川村というのどかな田舎町がある。 安曇野北部地方と言えば、少しイメージしやすいか。 わさびが有名ということだから、水も清涼なのであろう。 夏はいい。暑くて、蒸しっとする殺人的な関西とは対極の気候である。 みずみずしくて、カラッ […]

生き残った寺(2015年11月・愛知県豊田市・山中観音堂など)

歴史に、もしもなどない。でもしかし、あの愚行がなかったなら…。応仁の乱、織田信長の延暦寺焼き討ち、太平洋戦争中の金属供出令など。明治期の神仏分離令はこの中に必ず入る。神仏分離令は、神道を国教化し、天皇中心の政府をつくるため、1868年に出された。新政府の中枢だった薩摩藩などでは、 […]

こんなところに、韓国の仏教! 後編(2019年7月・長野県安曇野市・金剛寺)

とんでもない韓国の仏を拝んだあとは、 とんでもない宿に泊まろう。   少しわかりにくいところにある。 レンタカーで同じところをぐるぐるまわる。 お寺に向かっているのだ。 いやほんと。金剛寺という宿坊である。   ようやくそれらしき細い小道を見つけると、 両サイ […]

谷町筋はディープな香り(2015年12月・大阪市・北向き不動など)

瀧之坊と大阪で待ち合わせて寺巡りをした。大阪駅から南に下った谷町九丁目から、四天王寺のあたりは、以外に知れていないが、寺密集エリア。聖徳太子創建の四天王寺をはじめ、約200の寺があると言われている。   今回は、空石主導でなく、瀧之坊に先達をつとめてもらった。名前のごと […]