映画「A TRUE STORY GATE」; 円瓢は公式に「博士」となる(2011年8月)

もら坊空石よ、元気か!
円瓢や

先週末はやたらと涼しくて嬉しかったが、また昨日から暑さ挽回の首都圏。まぁ、俺はいまのところ引きこもりなのであまり外出もせんから(子供の保育園送迎は毎日してるが)、そんなにダメージはないけどな。節電の夏。

でや、”A TRUE STORY GATE”、やばいで。俺が懇意にしている帝人研究所の医学系研究者と昨日、東工大で久しぶりに会うて話をしたのやが、強烈な映画が来たらしい。彼は日野市に住んでいて、そこの公益法人社会教育協会が主催で上映するとの一報を聞きかけつけて見てきたらしい。

もうな、下記のURL見ただけで分かるが、やばいで:
http://www.gate-movie.jp/topics/2011/08/gate.html

これぞ仏教者、これぞ僧侶ちゃうんけ!という禅僧たちが、絶対に「国家最高機密関連者」以外には、大統領側近にすら開かせることのできない米国核最高施設「Trinity」の門を、平和運動のために開かせたという経緯をドキュメンタリーで綴っているらしいが、その最後の関門で数多くの「奇跡」がなし崩し的に仏縁を介して起こり、遂にはあの「ブッシュJr.」自らが開門を決断するという、とにかくやばい史実を追ったドキュメントや。

極めてindependent系でminorなので、普通にはむろん上映されていない。でも、「米国にて上映する前に、この日本でこそ全国各地で上映をしてから持って行きたかった」という監督の言葉に震えるな。日本語までぺらぺらやったらしいで、この人。すげえわ、世界。

で、気付いたら首都圏ぜんぶ終わっていたという!なんちゅうこっちゃ!が、まだ、茨城県の何やら田舎の公民館で10月にやるらしいから、それに這ってでも行きたいと思うわ。大阪は今からや。ぜひとも、「米国を行脚する仏たち」の姿を見てくだせい。俺が過ごしたカリフォルニアのやたら自由な雰囲気もよく出ていたらしい。ぜひ!合掌!

で、私事ながら、私は「博士」になりました。

先月27日に、ようやく「博士論文最終試験」なるものがあって無事に合格し、2日後の専攻教授会にて24名の教員の満場一致で無事に東工大からの博士号が確定したわ。なんだか「あっけなかった」というのが最大の感想。博士課程に入ってからは週に1度しか登校しない不良院生やった。もっとも、のんべんだらりと研究室に居座ってだべっているほど、二児の父親で一応の社会人は暇ではない、とも言えるか。

俺が所属していた専攻が認知科学やので、要するに、「科学的心理学」での学位と考えてもらって結構やな。俺自身の専門は、『医療における意思決定』科学や。英語ではMDM(Medical Decision Making)と呼ぶ。医学部を持たない東工大においてはちょっと珍しいものやったが、審査教員たちにはきちんと評価してもらって、そこはよかったと思うわ。

ま、そんな感じの近況。「Gate」はまじで是非!俺も行くので!