お寺のクラウドファウンディングから「お寺クラウディング」へ…貨幣の価値を変える!?その2(2018年1月)

仮想通貨、色々な意味で熱いよな。上がったり下がったりもそうやが、新しい価
値を提供するという意味においても。実際、「財の交換」という意味では、別に
通常の中央銀行管轄下の貨幣のみが利用可能な訳やない。仮想だろうが地域だろ
うが、軸を尖った部分に置いて交換を行うのは面白いよな。ビットコインはま
た、「実際に掘る」という観点がユニークやわな。いずれにせよ、新しい試みと
してどんどん掻き混ぜたらええのちゃうかね。

で、寺のcrowd-fundingと寺仮想通貨。寺と寺とが繋がってつくる世界をまさに
cloudと見立て、そこに互恵性という意味でも、相互流通という意味でも通貨的
なものを循環させるというのは大変面白いわな。「他のものに替えられない」と
いう縛りも入れるとオモロイかも知れんわな。寺関連のサービスと財の交換にし
か使えない。仏像も5000万円ではなく、5000MONK。

お主の指摘はもっともで、キャッシュが財の購入に充てられずに何故か互換を重
ね、しかも国境を移動して手に取れるものとは何とも交換されずに、「それがそ
れを増やす」というがん的な増殖を繰り返して権力を持つのがグローバリズム
や。貨幣の発明は人類には天才的やったが、同時に、それは悪魔的な副作用も生
んだよな。

仮想通貨MONKは、宗教に触るため極めてsensitiveである。が、引き続き考える
に値するアイデアやと思う。