入り口といえば入り口~阿波・淡路路~(2021年9月)

関西から淡路島に行くことになったので、ついでに橋を渡って四国の徳島まで足を伸ばすことにした。コロナが落ち着かない時期だったので、滋賀から京都まではJR。そこから高速バスに乗り換えた。京都駅は観光客の引くガラガラの音がけたたましかったインバウンド景気が嘘のようにガラガラ。平日の高速 […]

ゴジラは世界の窓口、若狭を目指す~福井紀行~(2021年8月)

タイトルはほっといてください。そのうちつじつまを合わせます。 福井県の西部にある小浜に行きたいとずっと思っていた。日本海に面したある意味田舎にあるのに、古刹がうじゃうじゃしている。せまいエリアに、明通寺、羽賀寺など美仏が密集する寺院銀座なのである。 ずっと思ってたら、行けばいいじ […]

浄土への回路~紀州路~(2021年5月)

山陰での寺巡りに味をしめ、進路をへき地へ取った。滋賀を振り出しに、紀伊半島を海沿いに一周しようという計画。車で約500kmになろうか。高速道路を乗り継いで、まずは御坊市手前にある由良町で降りた。 海岸に続く白い岩肌が美しく、「日本のエーゲ海」なんてPRしている。白崎海洋公園は自転 […]

コロナ禍の寺巡り~島根編(2021年5月)

GWにコロナ禍の中での寺巡りを考えた。テレビでは「外出は控えてください」という呪詛の言葉が繰り返される。 でも寺ロスも限界に達した。電車を使わず、酒も飲まず、迷惑掛けずで行くから許しておくれ。 それではどこに向かおうか。大阪、京都はもってのほか。HPには県境をまたぐ移動は控えるよ […]

コロナ禍の寺巡り~鳥取編(2021年5月)

なんだかんだで山陰3日目。いよいよ鳥取県である。水木しげるを育てた境港へと北上する。米子から北西に真っ直ぐの道路が続く。運転に退屈していると、米子鬼太郎空港が現れる。訪れなかったが、妖怪のステンドグラスなど粋な空港になっているという。これを迂回して境港市にある正福寺に向かう。がら […]

「慈眼」その後…(2019年8月・福島県会津美里町・龍興寺)

知ってしまったからには、行かずにはおられない。 風薫るすがすがしい福島・会津地方を車で走っておる。 会津若松城がある市街地から30分あまり。 会津美里町にある龍興寺を目指した。 どうしてこの地を選んだのか? 少し寂しげな町の中心に来るとわかる。 入り口に小ぶりのロータリーがある公 […]

くせになりそう、慈眼寺参り(2019年7月・京都市・慈眼寺など)

「あ、慈眼寺ですか? そこ知ってますよ」 お寺好きの方の目が輝いたのだが、 私が訪れた慈眼寺とその方がいうお寺は違っていた。 調べてわかったのだが、「慈眼」という名前がつくお寺は、日本全国にかなり多い。 大阪だと、野崎観音として知られる寺院が慈眼寺という。 ちなみに「慈眼」という […]

宇治でIT企業のはしりを発見(2018年6月・京都府宇治市・宝蔵院)

宇治の黄檗宗大本山・萬福寺からすぐのところに、宝蔵院という小寺がある。 入り口になにやら看板が…。 「原稿用紙のルーツ」というところに惹かれて、山門をくぐった。 建物にかけてある鐘を叩くと、柔和なお顔のご住職が現われ、説明を施してくれる。 まずは…とお堂の裏にそびえるポタラ宮のよ […]

讃岐紀行㊤~空海から乃木将軍、そしてアイドルまで!?~(2018年8月・香川・金倉寺)

瀬戸内海には夏が似合う。 穏やかな水面がキラキラ輝いている。 うだるような猛暑の中、ガタゴトと電車に揺られて瀬戸大橋を久々に渡った。 10年前は、仕事でよくこの電車に乗っていた。 こんなキレイな風景だったんだなぁ。 齢を重ねたのか、心に余裕ができたのか…岡山から讃岐の […]

讃岐紀行㊦~空海好きにはたまらん~(2018年8月・香川・海岸寺)

何も足さない。何も引かない。 2000年より前にそんな渋いキャッチコピーのウイスキーのCMがあった。 寺になんの関係があるのかって。 大ありよ。金倉寺からスーツケースをガラガラ引きながら向かったお寺の名前よ。 海岸寺である。 なんとも潔いではないか! 海岸にあるから海岸寺。 その […]

讃岐紀行・番外編~島に奇跡が起こった~(2018年8月・香川・津嶋神社&海岸寺)

番外編で伝えときたいことがある。 海岸寺副住職の細やかな優しさである。 わたしが訪れた8月初旬の週末というのは、地元の人にとり、特別な日であった。 それはあとで知ることになるのだが…。 「よかったら、その神社にも行ってみますか? 車だとすぐですから」 その神社というのは、海岸寺か […]

守るべきものとは?(2018年11月・京都市左京区・圓通寺)

仕事で知り合った紳士との会食の席で…。 「迷ったら必ず行くようにしていたお寺があるんですよ」 特にお寺好きでもない人から、こんな話を聞くと、そそられる。 それが自分が行ったことのないお寺であるならなおさらである。 お寺は京都にあるが、地下鉄の北の最果て国際会館駅から、さらに20分 […]

本当のところはわからない(2019年1月・兵庫県丹波市・達身寺)

いったい何曲入っているんだろう? 正月早々、先輩と丹波の古寺巡りなのだが、車のBGMは 決まって大音量のロケンロール! イギーポップ、クイーンから始まり、浅井健一など日本ものになると、ついて行けない。 でも、先輩のロック愛は道中、びんびんに伝わってくるのだけは確かだ。 &nbsp […]

ママ、まま、間々?(2019年2月・愛知県小牧市・間々観音)

まま観音というお寺が愛知県は小牧にある。 「間々観音」と書く。 あとで記すが、ここは「お乳」のお寺で知られているため、 母上の「ママ」かと思えば、それは違うらしい。 お寺の方によると、昔から崖や傾斜地のことを「まま」と呼び、古来より周辺は「間々」と言われていたという。 三重県の桑 […]

死ぬほどの体験・前編(2019年2月・岡山市・西大寺)

まさに悪魔のささやきだった。 「絶対後悔せぇへんでぇ」 まるでマルチ商法の勧誘である。 しかも、そんな商売人の風体の御仁だから、なおさらそう聞こえてしまう。 またしても先輩の誘惑に乗ってしまった。 ときは2月16日の極寒。3人を乗せた軽自動車は、一路岡山へ向かった。 目的地は岡山 […]

死ぬほどの体験・後編(2019年2月・岡山市・西大寺)

ともかく、出陣だ! 寒いと思いきや、さらしが腹に巻かれているので意外に寒くない。 しかも肩を組んで、叫びながらの野郎の大行進。 沿道の応援者とはハイテンションでハイタッチ。 異様な熱気を帯びて、寺の仁王門へと進んでいく。 「闘牛場みたいやぞ」 先輩が言っていた通りである。 門をく […]

闇に葬られた逸僧と寺(2019年3月・京都市・神泉苑など)

京都で二条城は知らない人はいないであろうが、そのすぐ南にある神泉苑はいかがか? 私もこれまで訪れたことはなかった。 二条城は毎度の外国人観光客でにぎわっているが、 一本筋を超えると、喧噪と無縁の場所となる。 地元民であろう妙齢のおばさまがのたのた歩く、生活感漂う京都となる。 さて […]

延命の仏は仏教由来ではない!?(2019年4月・奈良県五條市・常覺寺)

お寺を参るにも大義が必要だ。 つまり、なぜそのお寺に行くのか? 同行も日にちも決まっていたが、目的地が決められず、迷った。 そんなときはご縁にまかせるほかないが、難産で…。 決行前日に妻の仕事で京都に行ったので、東山にある青蓮門院の夜間拝観に足を運んだ。 観光寺院の夜 […]

たけのこから達磨さん(2019年4月・京都府八幡市・円福寺)

テレビをなにげにつけると、「長岡京たけのこフェスタ」のことを放送していた。 「たけのこ食べたいなぁ」 旬の朝取れのたけのこは絶品のおいしさである。 だが…。 「朝からたくさんの人が並んでいたのですが、もういまは売り切れです。 あしたまた会場に並びますので、そのときをお楽しみに…」 […]

こんなところに、韓国の仏教! 前編(2019年7月・長野県北安曇郡松川村・観松院)

はるばる来てしまった。 長野県は松本から北上すると、松川村というのどかな田舎町がある。 安曇野北部地方と言えば、少しイメージしやすいか。 わさびが有名ということだから、水も清涼なのであろう。 夏はいい。暑くて、蒸しっとする殺人的な関西とは対極の気候である。 みずみずしくて、カラッ […]

こんなところに、韓国の仏教! 後編(2019年7月・長野県安曇野市・金剛寺)

とんでもない韓国の仏を拝んだあとは、 とんでもない宿に泊まろう。   少しわかりにくいところにある。 レンタカーで同じところをぐるぐるまわる。 お寺に向かっているのだ。 いやほんと。金剛寺という宿坊である。   ようやくそれらしき細い小道を見つけると、 両サイ […]