高野山(医療フォーラム)(2007年8月)

昨日も話しに出ていた、高野山での医療フォーラム(無料)の紹介を下記にしておこう。まずはURL:

http://www2.tcn.ne.jp/~21koyasan/program.html

で、我らは既に申し込んだこのフォーラムやが、今回の俺のお勧め度はまぁ5つ星中で言えば4.5星でしょう。委員長が柳田邦夫という大物であり、周りを固めているのが結構そうそうたる仏教界の連中であり、かつ、医療系の人間もそこそこ入っているというのを見ると、中々にしっかりとした組織のご様子。

で、今回のプログラムを見ると、「生と死が手を結ぶ」という、まさに仏教が強烈なメッセージを出せるエリアであり、かつ、今後の医療がどう足掻いても必ず正面からぶつかる問題であるため、参加の意義は大きいと思っておる。

「『死』を『敗北』と捉えている限り、どこまで行っても医療は最悪の負け組み事業」と誰かが言うたが、全くその通りで、生と死が手を結べていない状態でよう医療者やっていけてるな…どこまでやせ我慢が効くかねぇ、というのが、以前からの俺の日本医療への正直な感想。が、そこに注意を向けてこなかった日本仏教界も怠慢にようやく気づき、こういうイベントを持つようになったちゅうことやね。時代は変わったわ。

スピーカーも養老のオヤジから松長老師(いま金剛峰寺トップやもんな)と、揃いも揃えているので、講師料も大変なものやろう。それが客には無料というところで、高野山真言宗の並々ならぬ意気込みが感じられるというもの。すこーし遅すぎるぐらいやけどな。

加えて言えば、イベントの前座であるワークショップで密教禅などが体験できるというのも、経験のない人には有意義やろね。医療者もストレスから離れて、より大きな視点で医療に携わることのできる身体体験のきっかけになるかも知れんしね。俺らにとっても無論よい修行のきっかけや。

でも、話には以前から聞いていたが参加する機会が実はまだ一度もなかったということで、未体験の不安と期待とも込めて、事前評価はと問われたら4.5としておこう。

もし時期に余裕があれば、参加するというのも乙よのう。

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