照空「現場型MONK僧侶」とのメール(2005年10月)

: > 久々の雨ですね(^^ゞ最近は少し肌寒くなってきてますので風邪引かないようにしてくださいね☆彡昨日は空石さんと奥さんが私の自坊に来て頂きまして楽しい時間を過ごせましたよ☆彡

本当に、一挙に涼しくなりましたよね!こちら東京でも、雨がずっと降ったりで非常に涼しく、というかちょっと肌寒くなりました。まだ昼は暑いときもあるのですが、それでも夏のようなことにはなりませんね。長之坊くんも、気をつけて下さいませ。

長之坊寺での様子は、空石から詳細なメール報告をもらいました。どうやらとても有意義な時間を過ごせ、また奴は奴なりに色々なアイデアも膨らんだようで、何よりです。こちらからもお礼を言わせて下さいませ。

我々が新しい、かつ社会ニーズの高い、かつ、現在の寺院環境とバッティングしないアイデアをどんどん出して行くには、長之坊くんらのような「現場を持つプロ」の方々との交流が絶対的に必要となります。故にこそ、われわれMONKフォーラムは、そのような意識の高い協力的な「パートナー坊さん」たちを着実にゲットしていき、協調していく必要があります。

: > それにこの間の円瓢さんの帰阪時に話を聞いて頂いて大変有意義な時間でした☆彡

そう感じてもらえたら、こちらとしてもとても有難きことです。色々とアイデアを出し合いながら、着実に、自分たちでできる範囲から日本列島を縦断する形にまで、われらの21世紀寺院復興計画を成し遂げて行こうじゃありませんか。

: > 円瓢さんの言葉から感じる断固たる意志と[こうしたい]とゆう理想結果から、その過程.手段を考えるとゆう逆転的構築発想法はホンマに無駄がなく合理的ですよね☆

そう言うてもらえると嬉しいです。多くの人たちは「いまの姿」を漠然と延長する形でしか夢がもてないようになっていますが、それは非常に悲しいことです。人生は仏の縁で満ち満ちており、己がそのような夢をぼんやりと考えるようになったというのも、ひとつの空の働きではないかと考えるとき、人は真面目にその夢を考え始めます。

もっとも大事なのは想像力。人という生き物に与えられた最強の能力はこれですが、逆に言えば、この想像力を超えた人生を歩むことは、できません。つまり、つまらん想像しかできない人には、それなりの人生しか待っていないということです。それも縁でしょうから、それもよし。

でも、ある人が言うたように、人生はレストランのようなもの。覚悟をもった意識の高みでオーダーしたものは、確実に届きます。問題はその意思と、覚悟です。夢とヴィジョンを想像力に乗せることを、個人の「創造力」と仮に定義するとき、それらの合計は、ある意味、「国力」を意味するのかも知れません。そこらへんを、保守系の政治家にも考えてほしいですな、といつも政治系の連中には言うてるのですが…。

でも、それを現行の仏教界にも同じことが言いたいですね。「自由に想像の翼を羽ばたかせ、よき縁を期待できる子供」が、われらの文化の力となることは、自明の真理なのです。そこにわれらが国宝である仏教文化が貢献せずに、どこに貢献するのか、ということですわ。死に行くご老人たちに寺院建築や仏像建築の粋を見せるのもまた大事な仕事、でも、これからの子供たちを不安から救い夢を見られる状態にするのも、また大事な仏教の仕事なのです。人を支えることのできない教えは、滅びます。

: > 円瓢さんとの会話.考え方には得るものが多いし是非、真似していこうと思ってます☆彡最終的には[円瓢さんもどき]になれるくらいに自分の考え方.行動.精神力を円瓢さんに近づけていければいいな~と思っております(笑)

そんなに大したものやおまへんで、まじで私は!ただ、素晴らしき仏縁に囲まれてよちよちと社会貢献できるように、諸仏諸菩薩諸天祖師方から激励されながら、同僚に支えられて生きているだけの人間です。が、己の進むべき道が「社会を助ける人たちを助けることのできる優秀な参謀事業家」であることはうすうすと見えておりますし、「感謝」の気持ちを毎秒持っていることについての自負は少しだけあります。それ以外には、他の人々と何も変わった点はございません。

ただ、何をする際にも「戦略性」を持つことが第二の天性になっているため、行動力があるリーダー達を支える立場は天命だと思います。例えば、このMONKフォーラムも、空石という稀代の行動力を持つ突破型の仏教オタクのリーダーシップがなければ、私だけでは何も進みません。組合せの妙が、これからのおもろいことするチームには、今まで以上に必要でしょうね。

私には元来の怠け癖がありますから、まっすぐに進むことができませんが、そこはそれ。きっちりと仏縁に励まされながら、よちよち進んでいくまでですよ。強運にだけは自信がありますしね。

: > [好きな事に使える]=[日程を合わせ希望があれば多目的に使える場]とゆう普通の市民ホール的な使用方法の文句とゆう事で問題ないと思います☆彡

なるほど。了解しました。では次に、「多目的」というのを、本当に多目的にするのか、それとも、かなり幅があるけれども何らかの一貫性をゆるく維持する形で寺自体のブランドマネジメントに活かしていくのか、の議論に移りますね。またお話しましょう。

: > そして[HP内での談話の場]は円瓢さんが言われた掲示板とゆう形になってくると思いますが匿名性が強いだけにアタックされるのも怖いので、その辺をどうすれば対処出来るか、また円瓢さんの専門的な考え.発想があれば教えて下さい☆現段階では僕自身としましてはフリーテーマな掲示板としての使い方・考え方しかないかなぁ~などと悩んでおります(^_^;)

なるほど。この場合も上の指摘は共通しておりまして、「まったく何でもOK」ではあるのですが、ある程度の幅を持たせた一貫したイメージを出していけるように、いくつかのテーマ分類をして複数の「広場」を設け、日にちごとにそれらを回す、などのちょっとした工夫を考えて行きましょう。

掲示板は売れれば売れるほど、主催者にとっても非常に精神的負荷の大きなものになっていきます。それを事前に織り込んでおかないと、結局、途中でしんどくなって止める、ということになりかねません。それで不利益をこうむるのは結局お客さんですから、この点も、戦略的にプランを練ることにしましょう。

: > ②地球レベルでの寄進の集め方についてですが、これも非常に悩んでおります…とゆうのも寄進を集めるには、まずは寄進の唄い文句が必要ですが日本人相手ならば【中略】しかしながらベースになる唄い文句がないかぎり円瓢さんや空石さんに手直し付け加えなどの智恵を拝借する事も出来ないので、取りあえずは少ない頭で考えてみまして、なんとか寄進の唄い文句を早急に捻りだそうと思います。故にて、また手書きになるとは思いますが出来た時点でお送りしますので、もしかしたら手紙、もしくはFAXで送らせてもらいますね☆彡

OKです。この寄進戦略に関しても、既に似たようなことをやっておられる寺院がないかを、徹底的にネットで調査するということが必要でしょうね。このリサーチを、長之坊さんにお任せしてもええでしょうか?

: > ③番目の寄進金の税制対策でのNPO法人のHPとの連携立ち上げですが、これまた宗教法人と違い知識がないので、どのようにNPO法人を取得出来るかの手段を、もし円瓢さんがしっているなら教えていただけないですか?自分自身でもネット&図書館で調べるつもりなのですが、また簡単にとる方法があれば円瓢さんが時間ある時で結構ですので取得のキーワードが頂ければ、それを元に速攻動いていこうと思っております☆彡

NPO法人自体の立ち上げは、3つの法人設立に関わった関係で、詳細な部分はすべて頭に入っております。なので、実際に作るとなるとそれほど問題はありません。ただ、それをNPO法人として稼動させるのか、それとも従来の宗教法人の枠組みの中の方が利益が大きいのかは、詳細な調査が必要となるでしょう。宗教法人側の現状は、やはり、類似するプロジェクトを行っているケースを、ネットで調査するところから始めてみましょう。

という感じで、また少しずつプランを練りながら、着実に前進していきましょう。合掌。

“If I had eight hours to chop down a tree, I’d spend six sharpening my axe.”

           — Abraham Lincoln

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