鶴林寺②~無事にお引越し、安置されもうした~

日付にすると14日になるが、無事にわし「笑い仏」こと「がれき光背仏」であるところの釈迦如来は、 鶴林寺への引越を終えた。鶴林寺の皆さま、お忙しいところ丁重なご対応、誠に有難うございます。

幹住職には、正装にて焼香台までご用意いただき、感謝しきりであります。最大限の誠意をもって対応して頂いていることがひしひしと感じられ、かたじけのう思っております。わし(釈迦如来)から発したサンガ(僧侶および仏教徒のコミュニティーのこと)が2600年後にも生き生きと働いている様子に触れて、とても誇らしげな気持ちであります。

しかも、逗留の場所として置いていただいたところも、本堂の正面右とすばらしい場所を手配していただいた。なんともありがたい次第!感謝感激の引越しでした。


 第2の逗留地である鶴林寺でのわしの場所…皆さんとのご結縁、待っておるぞ

調べてみると、わしがが安置されている本堂も国宝ぞ!

室町時代の築であり、入母屋造の本瓦葺きになっておる。堂内の厨子の棟札(むなふだ)銘から応永4年(1397年)の建築とわかるという。和様に禅宗様を加味した折衷様建築の代表作とのことで、桟唐戸(縦横に桟を組んだ扉)を多用する点が特色と聞いておる。内部の厨子には秘仏の薬師三尊像と二天像(各重文)を安置するのじゃ。

圓教寺で逗留させてもろうておった「食堂(じきどう)」は重要文化財で、鶴林寺では国宝の本道に居候させてもろうてる訳じゃ。皆さまの親切に感謝しております。合掌。

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