ここを訪れるのは、何も人間様だけではない。
外を見とったら、大講堂の屋根に友がおったぞ。
キセキレイじゃ。変換ミスすると「奇跡励」。おぉ!?
軽快に屋根をいったり来たりと、忙しい。
でもどこか優美な感じが心をなごませてくれるわい。
可愛いしよく動くキセキレイ
ところで、キセキレイは当然セキレイ科の鳥なのだが、
彼らの存在は、日本史上忘れてはならない貢献をしておるのを知っておったじゃろうか。
日本書紀という本に書いてあるのじゃ。
日本の島々を生んだとされるのがイザナギとイザナミ。
じゃが、はじめ彼らはことのやり方がわからんかったらしい。
つまりそのままでは日本が生まれなかったわけだ。
そこに現れたのがセキレイちゃん。
尾っぽ振り振りで、ことのやり方を教えたらしいのじゃ。
「そういう風にやるんかっ!」
2人はめでたく合体。
日のもとの国が誕生したというわけじゃ。
そんなことをのんびりと考えながら、キセキレイと一緒に皆さんとの結縁を待っておりますぞ。