「本山」の危機感と寺院コンサル(2005年11月)

理解いただき有難い、モラ坊空石よ。俺の分析では、高野山は今かなりの危機感を持っている。彼らは医療にもかなり大胆に働きかけているし、学術系にも大きく働きかけている。実際、俺が誘われている講演会(添付ファイル参照)などのような他の専門領域にも、高野山は積極的に絡んでいこうとしている~武蔵野大学って、西本願寺派の東の拠点大学やで~。(それがスマートに成功しているかどうかはまた別問題として、な。)

が、東寺などは、「何だかんだ言うても観光客来るがな」という感覚、特に、「金持ち婆どもが観光バスチャーター、阿呆中学生らが修学旅行など、『法人系需要』が多いから…」と、ぬるい危機感しか抱いていないような気がする。やたらと高い絵を招いたり、ハイソ系展覧会ばっかりやってるのから見ても分かる。それはそれでええが、きちんと『リテール(個人)』へのマーケティングをしていないと、必ず足をすくわれると思うけどな。ちょうど今の都銀たちのように。

が、そこらへんを俺らが分からせてやる必要はないと思う。数年後に頼まれて俺らが気乗りしたらやればええだけのこと。今は、もっと手作りで、やってる感触があり、目の前で喜ばれているのが見えることを、MONK流にビルドしていけばそれでいいと思う。退屈せんだけのネタは十分に揃って来ていると思う。

: > こっちもこれからは、選んでいこか。

それで行こう。「仏が運び、俺らが気に入る」をテーマに、選抜して行こうや。悪いが、我らの「寺院コンサルティング」は、俺らを頼みとしてくれるクライアントから頼まれて初めて縁ができる。「業者を使う」ような感覚で声をかけてくる寺には、魅力を感じない。

: > 一つ提案、おぬしは患者のネットワークをHPで構築しているが、それをいかして、長期入院患者の句集ってのは、つくれないか?子規みたいなやつ。

: > それを、HPにするなどして、双方向性もたして、ゆくゆくは各病院から代表作を選んで、全国の病院で優秀作品を選ぶとか、そんなんできんかなぁ。

かなりええと思うで、そのアイデアは!さすがやな。病院でのネット環境はまだまだ整備されていないが、それでも、積極的に使おうとする動きはある。ちょうど、もうすぐ著名老人病院(青梅慶友病院)の新病棟に見学に誘われて妻と2人で行くので、そのときにもニーズがないかチェックしてくる。或いは、機関横断的に俺らがコミュニティーサイトをつくり、それから各病院に営業するのでもええしな。

: > まあ、逆にすでにやってるかもな。

俺が知ってる限りではまだない。せいぜいが、小さな病院で廊下の壁にへたくそな俳句が張り出されている程度やろう。俺らが先陣を切る意義は、大きい。

ちゅう感じで、今週末に会えればええのう。合掌!

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