圓教寺⑥~語り部さん~

さて、きょうはわしがおる食堂から少し離れてみるかのう。
裏手を少し下っていくと、奥の院がある。
そこの中心にあるのが開山堂という建物じゃ。
このお寺を開いてくれた性空という高僧をまつっておる。

凛としたたたずまいのお堂に上がってみい。
そこには語り部がおられるぞ。
物腰柔らかく、実に詳しくこのお寺のことを話してくれるのが、中島千進さんじゃ。

忍者のように忍び寄り、ひとたび語り始めると、たちまち聞くものはマジックのとりこになってしまうこと間違いなし。あの弁慶がやんちゃを働いた話や和泉式部が結縁をねがい、性空を訪ねたという話はおもしろかった。でもそこにはたゆまぬ研鑽で導き出した独自のスパイスが加えられておる。
わしもいろいろこのお寺のことや姫路のことを教えてもらったわい。

わしと会ったあとは、是非この語り部と会われることを勧めるぞ。
そして芳醇なこの山寺の伝説を堪能されるがよい。

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