プロローグ

From:   モラ坊空石
To:    モラ坊円瓢
Subject: わいも三十路
Date: Wed, 24 Oct 2001 01:41:11 +0900

先日、京都のダビンチ展に行ってきた。 満員で、物好きも多いものよと思っていたら、 メインの「白貂を抱く貴婦人」は一度見るべき。確かにミロのような輝きはないが、 源頼朝の絵画を見たときのような爽快感を覚えた。 それで、帰ってダビンチ本を読んで、 しばしの知的快楽に酔いしれたのであった。28日までなので急ぐべし。

さて、次回の地獄巡りだが、11月の3,4日に 塩飽諸島の本島・正覚院の33年に一度開帳の 観音菩薩を見に行くというのはどうじゃ。 ところは、香川県丸亀から船で25分のところ。 戦国時代は秀吉・家康が一目置いた水軍 を要する島で、幕末に勝海舟が艦長になり、 渡米した咸臨丸を操縦するのに動員されている。 要は、海の男の島じゃ。

四国の島に渡って、さらに島に行くというのも 乙じゃろが。
今回は仏もあるし。

それで、今後の地獄を少し考えてみた。

①イスラムの罪なき民のため、日が昇る間断食する。
②今は無理じゃが、滝に打たれる。来夏のために いい滝を探さねば。
③金はかかるが、九州の国東半島で 石仏を巡る。もしくは冬の恐山か・・・。
④あと、とびきりの絵画に触れたいな。 北陸のどこかに長谷川等伯の絵があって みたいとおもていたのだが・・・

とまあ、支離滅裂なことを書いたが、 おぬしの意見も聞かせてくれ。 新たなる地獄を求めていざゆかん!


From:   モラ坊円瓢
To:    モラ坊空石
Subject: Re: わいも三十路
Date: Wed, 24 Oct 2001

いずれもよいのう。4は、それが人間の作品によるものであれば、都会で開催される可能性も高いので半日仕事やろうが、「にんげん?」みたいなもの(砂曼荼羅とか血染めの仏画とか)は、たどり着くまでに1日という感じでまさに地獄。調査しようぜ。

3の石仏もいかす。調査しよう。2も今はちょっと「地獄過ぎ」ってな感じやが、大いに考慮できよう、夏になれば特によ。真言密教にしびれてる若者としては、やはりそのような修験道系の荒行を体験しておくのも礼儀やと心得る(まじ?)。

そして1は非常にタイムリーな現象であり、それほどやったことのないことでもないため、「水だけで丸1日、その間10時間座禅」なんてのもとてもいかす。それかインターバルを取って、「日が昇る間は断食、その間は座禅とディアロゴス、夜からは精進料理」を2、3日続けて毒を出す、というのも、とてもいかす。

これは12月の25日前までにぜひともやりたいね。これと「山岳地獄」を組み合わせると、まじで死にそうやので(脱水症状とかな)、それはちょっとパスやが。単独での断食は即刻できようて。俺のアメリカの真友で、知的敬虔ムスリムのBrian David Hardyは、実際にやりよるからなぁ、毎冬。よく聞かされたわ。ぜひ、やりましょう。


そうこうしている間に1年が経過して中々地獄巡りの時間が取れず…


From:   モラ坊円瓢
To:    モラ坊空石
Subject: Re: わいも三十路
Date: Fri, 27 Dec 2002 02:05

よう、空石よ。

電話ありがとうな。取り合えずは「仕事納め」の明日、27日。だが、ひょっとするとその後も難波オフィスには行く可能性もあり。まぁ、家で原稿書いたりしてると思うが。

で、30か31日から実家に戻り、新年になったら恒例の「ローカル詣」を、両親とかます。これは箕面の実家そばにある地元寺社をぐるぐると回る(込みまくりの勝尾寺は除く)という、実にマイナーな行動であるが、俺が帰国してから行っているもの。

もっとも、帰国前年はみそか日本にいたから、箕面の親友らと一緒に高野山、次の年は2人と箕面地元めぐりということでだちの車で地図から選んで回ったなあ。2年目からやな、このローカル詣は。今回で3回目か。

というわけで、30日前やったら土曜だろうが日曜だろうが、地獄に付き合いますで!「年を締めくくる地獄」として、いわくありげなところかまそうや!

元旦は夕方から新幹線で東京へ移動し、夜から駒込の家で嫁さんと過ごすわ。2日は1日中向こうの実家(埼玉県所沢)やな。その後はまた駒込。7日の夜に帰阪ですわ。

やっぱ、最後の地獄は「坊さん缶詰」の和歌山寺か!?


…そうして決まったのは、和歌山の名刹、根来寺であった

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