トヨタ自動車とお寺、日本企業と神社(2017年8月)

よう、空石
円瓢です

世間的には今日から盆休み明けなのやな。
もっと休めばいいと思うが、日本人。
きっちりと通勤客が増えておったわ。

で、表題の件、知らんかったので情報共有。

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/221102/081000507/?P=1

神社ではなくて寺、しかもそれを一から造ったというところがトヨタ自動車らしい。古くからあって風景に馴染んでいる誰かのものとしての神社に祈願するのではなく、非常に明確な目標をもってその祈願を護摩などの「仏教技術」に託すために一から建立する。そういう背景が見える。

このお寺は薬師寺系列なので宗派は恐らく法相宗だろう。もともと唯識を基礎とするごっつアカデミックな宗派だが、日本ではマジカルなものであった。奈良時代の権力者・リーダーたちの寺に対する思い(「機能重視」)は、結構上記のトヨタのものに似ていたかもな。

あまり特定機能のみ前面に出すとぎすぎすしてしまうが、「何となくあればええ」というのとは違う寺の役割であり、実際にそういう尖った寺に人は参拝する。考えさせられる記事であった。