原初の「畏怖の念」と「親しき中にも殺し合い」(2015年12月)

よう、空石よ

イヨマンテちょっと震撼するよな。一見えぐく見えるかも知れんが、これ以上な
い大自然との真摯な向き合い方に見える。昔の森には食うか食われるかがぴん
と張りつめた緊張感の中にあった。

ちょっと変な喩えやが、テニスのトッププロの世界のようなもんか。ガチガチの
真剣勝負を行うフェデラーや錦織やが、実はそのトップ選手の多くが米国では
同じ宿舎に住み同じスクールで練習する「練習仲間」であり非常に親しい隣人と
聞く。だが、試合ではどちらかが「殺され、殺す」。馴れ合いではなく、しか
しぎすぎすした怨念的な殺し合いでもない「命のやりとり」が行われる様に、共
通するプロ意識を垣間見るわ。

現代日本人の「綺麗好き」はエゴから来るもの(「私が」消毒されて綺麗になり
たい)やろうが、本来の「禊」が志向するものはそもそも「相手 (神々)」あ
りきものやったやろうしな。「(相手に)失礼のないように浄めよう」という感
じか。それが個人生活においても、整理整頓に繋がったとは思うが、そこまで
克己心に溢れた国民やないで。おてんとうさまが見ているからこそ、汚くはでき
ないという、広範的な宗教心のようなもんが根幹にあったやろう。

年末スケジュールやが、迷うのう。俺自身は30や31日であれば普通に名古屋方面
に行ける。個人的には「年明け」を共に迎えるのが楽しいのと、正月以後あま
り後ろにずれるのはな。これは昨年ではなく一昨年だったか、31日ギリギリで浜
松辺りに入り、その後に1・2みたいなのが あったと思うが、その手は今回は難
しいかね。島の3・4という日程はもう決まってるのよなぁ。さすがに31~4は長
過ぎるてしんどいしな。ど うするか。

どふぅ。昨年の納め地獄ブログまだ書ききれんかった。今週末にまたトライする。