天上寺⑭~関西で「黄色」と言えば…~

関西で「黄色いもの」といえば、真っ先に阪神タイガースというチームが思い浮かぶらしいな。
じゃが、昔はそうでもなかったろうに。

江戸時代の俳人に、与謝蕪村という有名なかたがおられた。

 春の海ひねもすのたりのたりかな

どこかでこんな俳句を聞いたことはあるまいか?のんびりした素敵な句じゃ。
そんな俳句の達人がここ摩耶山を訪れ、一句詠んでおる。

 なの花や月は東に日は西に

味わい深いのう…。これを顕彰して、句碑がたっておるんじゃよ。

何が言いたいのかというと、黄色は昔、菜の花でもあったということじゃ。

ではなぜ、摩耶山で菜の花なのかというと、このあたりは菜種油の産地としても名高く、ところどころに菜の花が咲いていたらしいのじゃ。それを水車を利用して、すりつぶし、油にしていたという。有名な灘の酒とともに、名物でもあった水車なのじゃが、1980年には姿を消したらしいのう。

そんなことも考えながら、黄色に思いをはせると、また違った趣が湧いてこんかのう。

そうそう、先日摩耶山で句会を開いてくださった雲の峰の朝妻先生が、わしのことを紹介してくれているそうじゃ。皆さんもぜひ覗いてみてくだされ。

http://www2.ocn.ne.jp/~riki/riki/nikki.htm

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