3年ぶりの納め地獄?各地の猪伝説!(2006年12月)

よう、空石!

先ほどは電話ありがとうす。で、実は、あの直後ぐらいから急に喉が痛くなり、気にせずに風呂に入ったら唾を飲み込んでも耳にまで激痛が走る始末!風邪のひきかけやな、恐らくは…。ちょっとうちの嫁さんが風邪引きかけ(もう治ったが)やったので、もらったのかな。

喉の他は熱なし、鼻水なし、関節痛なし、と極めて明快なので、ちゃんと栄養を取って休めば帰阪は大丈夫やと思う。が、万が一体調いかんで帰阪そのものを見直すこともあるので、まずは空石にご一報をと思ってな。心の準備だけはしておいてな。

さて、ネットで我らが猪さまについて横断的にリサーチをかけた。あるようで案外ないものやな!猪の関しては北九州での伝承が最も多いみたいやが、遠すぎる。伊吹山が恐らくは最高の地獄になる予定やったが、何と山自体が閉じているので手も足も出ない。が、それほど険しくもあるということで、イノシシ年の間に、ここは上ってみようかの?何というても、「日本の代表選手」みたいなヤマトタケルをしばいてるからな!どんだけ痛快やねん、山の主!

で、以下に、俺の調査結果を列挙する。途中でみつけたおもろい参考資料も併せて掲載しているので見てくれや。これらを参考に、道を決めるかのう。

■ 伊吹山は最高やったのに…山閉じてるわ

伊富貴山観音護国寺をはじめ、伊吹山四護国寺がある!
http://www.ibukiyama-driveway.jp/history/index.html
(あの日本武尊を山の荒神の白猪がしばいてる!すげえ!)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%90%B9%E5%B1%B1

http://www3.kcn.ne.jp/~jinlime/ibukiyama.htm
(1,377m…残念!冬は12月から山が閉まってる!)

■ 猪にまつわる近畿での伝統工芸品(場所選定のヒントに?)

http://www.footandtoy.jp/event/2006/inoshishi/06.html
(「猪乗り稲荷」…これにはさすがに「負けた!」と思うた)
– 猪: 山の神の使い
– 狐: 田の神の使い

http://www.footandtoy.jp/event/2006/inoshishi/10.html
(お使いとしての猪…お主が教えてくれた場所など)

■ 伯母峰峠(奈良県吉野郡)の祟り猪の話

http://ghibli-fc.net/rabo/monoke_yo/yomitoku26.html
(「もものけ姫」でのモチーフ解析として)

http://page.freett.com/sekihantaki/tadaf/kaat/itupkn.html
(「一本ダタラ」…一つ目小僧の原型?)

■ 猪観音様は播州上野(兵庫の宍粟郡・波賀町・上野・篠山)

http://www.bansyudo.com/sasa/index-m.html
(俺らの「第2地獄」から漏れた「ばかの町」がいま!)
(猪が逃げた淡路島の千光寺、行ったことあるかも…)

■ 関係ないが、スイスの猪伝説がおもろい(参考)

http://homepage2.nifty.com/touyuu/eto/ino-suisse.htm
(このページの下段には俺らの母校高校との絡みも)
http://homepage2.nifty.com/touyuu/eto/ino.htm
(この店が売ってる猪の陶器…可愛い!)

■ これまた関係ないが、立山地獄も面白い(参考)

http://www2.ocn.ne.jp/~tomoya1/sub8.html
(金色の猪が川を渡る…やはり猪は「運び屋」やな)

■ アテネの古代都市エフェソスでも猪は導く(参考)

http://homepage1.nifty.com/satg/sub6.htm
(驚いた猪が「案内役」ってのが可愛いが、狩られとるわ…)

中々に楽しいイノシシ調査の旅であった。ギリシアまで含めてとにかく見られるのが、イノシシの持つ「案内役、お使い、乗り物」という性質。これは大乗仏教的には要するに「乗」であり、英語で言えば「vehicle」。「悟りの世界に修行者を運ぶイカダのようなもので、対岸に渡れば捨てればよい」という、強烈にプラグマティックな「空」が生きるメタファーですわ。おかげで、何か自分の干支のイノシシちゃんが前よりも気に入った。

あと、イノシシの「猪突猛進」の凄さは、実話としては「追い詰められた」ときに最も出るらしいな。鉄砲を持った猟師を逆に「狩る」ってのやから、そのパワーやすさまじ。俺らも、この集中力とパワーにはあやかりたいところ。

来年は、パワー溢れるイノシシちゃんに縁とともに運んでもらい、現状を打破していく年にしていものやね。英語ではwild pigともboarとも言うが、歌手のBoAは亥年…じゃないわな。

ではのう!合掌!地獄いけるようにさっさと風邪治すわ。

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