#10.「聖天句会 No.5 〜カキ氷と声明の調べ〜」の巻  04年8月の聖天カフェ


いよいよ聖天カフェの開催数も「二桁」になりました!これも素晴らしい仏縁と、関係者の皆様の有難きご協力、そして、「現代の仏教」のことになると妙に熱くなるMONKフォーラムの面々の賜物でしょう。合掌。

さて、第10回目の聖天カフェ(8月21日)は、「聖天句会」の第4回目(通算第5回目)です。今回はまたスタンダードな形式に戻して、去り行く夏を境内に拾ってみました。当日の夜が地蔵盆で準備にてんてこ舞いであったにもかかわらず、住職夫人の主任さんが美味しい宇治金時のカキ氷を振舞ってくださいました。いつもいつも大変お世話になっております。

そして今回の目玉と言えば!?それは、住職のご子息であり、目下京都の教王護国寺(東寺)にて修行に励まれている高岡 義光さん(同年齢の我らは「高ちゃん」と呼ばせて頂いております)による「声明」でした。おなじみのお経ではなく、このインド直輸入の節回しのある独特の調べに乗せて、我々の俳句は本尊・大聖歓喜天に奉納されたのでした。
                                     モラ坊円瓢/平原憲道

着物美人がまぶしい夏の境内…ですな  




着物美人がまぶしい夏の境内…。


ではぼちぼちと始めますか!





先ずは腹ごしらえ…?美味しいかき氷です



とその前に…先ずは腹ごしらえですか…?奥さんが用意してくださった美味しい宇治金時です。

頭を冷やしたところで、さぁ、句作に参りましょう!




暑くても句会はいつもと変わらず真剣勝負




暑くても句会はいつもと変わらず真剣勝負です。皆さん、朝妻師匠の添削にうなずきながら互いの句を吟味します。



 
 今回の締めは副住職による聖天俳句の奉納です
今回の締めは、副住職(右上)による聖天俳句奉納です。朝妻さん(右上から2番目)が各人のベスト句を読み上げていった後、副住職が本尊の大聖歓喜天に声明を捧げます。

今回は「善哉(ぜんさい)」という形式をお願いしました。副住職は汗びっしょりになり朗々と唱えていました。

さすが皆さん伝統芸能に熱心な方ばかり。声明が能楽などの原型であると知るや、高ちゃんを質問攻めでした。副住職、多謝です。

    第5回 聖天句会報
            境内にて当季雑詠三句


■大聖歓喜天献納句  ★主宰特選 
☆入選 △添削入選 数字=互選得点

  提灯も吊りて踊の支度済む
  秋暑し左右違へて仁王の歯 
  極上の宇治と思ひつつ氷菓食ぶ
  藤の実や風の夕づく池ほとり
 ★2 線香の匂ひ微かに白芙蓉         
 ★1 踊櫓出来て電線もつれをり        
 ★1 数へ得るほどに黄葉はじまれり      
 ★1 遠く聞く列車の音や赤とんぼ       
 ★1 処暑の風列車の過ぎる音近し       
 ☆4 声明の聞こゆる苑や涼新た        
 ☆3 映りゐる雲の高さよ水の秋        
 ☆3 狛犬が残暑睨みてをりにけり       
 ☆2 香煙の香や初秋の風生まれ        
 ☆2 境内にほのかな香り処暑の風        
 ☆1 数珠なりの提灯揺るる地蔵盆       
 ☆1 しゃわしゃわと食ふ特製のかき氷     
 ☆1 夕風に秋来たりしと思ひけり        
 ☆1 手作りの菓子でもてなす処暑の寺     
 ☆0 堂前に吊る提灯も地蔵盆         
 ☆0 竹箒黄葉一つも残さずに         
 ☆0 手造りの抹茶の氷菓いただきぬ      
 ☆0 提灯や寺に近づく地蔵盆         
 ☆0 かき氷みなさくさくとよき音を      
 ☆0 街騒の中に堂宇や秋の蝶         







主宰詠



小川ひさこ
伊藤とら
とら
和田きよし
ひさこ
きよし
きよし
大西 弘之
モラ坊円瓢
田野のぼる 
モラ坊円瓢
モラ坊円瓢
弘之 
とら
のぼる
ひさこ
ひさこ
のぼる
きよし
弘之

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