#13.「聖天句会 No.8 〜うどんと共に句を捻りの巻   04年12月の聖天カフェ


年の瀬の境内は大銀杏の落葉が散り敷き、晩冬の風情を醸しておりました。本日のMONKフォーラム主催による「聖天カフェ(聖天句会)」は、『年越し蕎麦』ならぬ『年越し饂飩(うどん)』を手打ち体験しました。

麺棒で延ばす作業は中々力とコツがいるものでした。早速名人お手打ちの麺を薬味たっぷりの釜揚げにしていただき、皆満足顔。さすがはプロ!おいしかった!!です。迷人作はそれぞれ家苞に頂戴いたしました。
                                          中川晴美(雲の峰)
 こねております。十分にこねております。

了徳院の境内奥にある聖天保育園を貸して頂き、そこで「年越しうどん」の体験講座と洒落込みました。講師は、記念すべき「聖天カフェ」第1回を飾ってくれた『カレーうどんの鬼』と呼ばれる伊藤シェフ。懇切丁寧な指導、ありがとうございました!

た。右の写真は、麺をこねているところです。


よーく延ばすのがポイントです


左は、よく練った麺を延ばしているところ。かなり力が必要な作業です。肩がこった方もおられたのでは。


左は、MONKフォーラムのメンバーであるモラ坊弘大ことひろやんです。一心不乱に麺を延ばしております。

  さすがプロの包丁裁き!鮮やかです!



さすがは伊藤プロ!


包丁さばきがとにかく鮮やかです!そのスピードもさることながら、正確に同じ太さで麺を切っていくさまは、「職人芸」を見た思いです。


美味しい!皆さんびっくりするほど美味しかったそうです


そして、味もまた我々素人から大きくかけ離れているのが達人のゆえん。とにかく美味しい!


手打ちうどんをその場で釜茹でして頂くなんて、これまた年末に得がたき贅沢ではありませんか?


和気あいあいと箸が進みます

美味しい釜茹での手打ちうどんを食べながら、和気あいあいと話が弾みます。

…で、皆さん、食べてばかりでなくて、きちんと俳句は詠まれたのでしょうかね?

少し心配になってきましたが、そこは雲の峰のみなさんです!


第8回 聖天句会報
         平成十六年十二月十八日
         会場:福島聖天了徳院
         指導:朝妻 力


★ 主宰特選  ☆ 入選   △添削入選
◎ 互選特選  ○ 互選入選

冬温しうどんの奥義など聞きて           主宰詠
冬の灯やうどん打つとき指反らし          主宰詠
茹で上げて透けしうどんや年詰まる         主宰詠
冬紅葉暮れどきを鵯にぎはしぬ           主宰詠

○◎◎★うどん種延ばす真冬の力瘤         中川 晴美
○◎★漬樽に水張ることも年用意          中川 晴美
○○★歳晩の街に占ふ弓手かな           中川 晴美
★線香の火つきの悪き師走かな           伊藤 とら
○○☆底冷えの地を揺り起こす清掃車        モラ坊円瓢
◎☆色付きて銀杏散り来る夕の風          伊藤 浩史
◎☆年越しに悩みもすべて流しけり         大西 弘之
○☆山茶花や花びら粗く地に散りて         坂上 友紀
○☆ひらはらと山茶花の散る了徳院         坂上 友紀
○☆名人のうどんおかはりして師走         伊藤 とら
○☆霜月の祭ありきや稲荷堂            田野のぼる
○☆スクラツプ捨てかねてゐる師走かな       井澤喜代美
○☆麺を打つ背の汗ばめる師走かな         伊藤 浩史
○☆童心に返り粉練る師走かな           井澤喜代美
○☆年の瀬や手打ちうどんに祈る無事        高岡 珠子
○☆大根を切る父の背やまるうなり         宇佐美直子
☆薄紅の山茶花の咲く了徳院            井澤喜代美
☆境内に指折り数へ春を待つ            高岡 珠子
☆こんな所まで山茶花の散りてをり         伊藤 とら
☆極月や永久の仕事に夢を馳す           田野のぼる
○○△托鉢に附き行く犬の息白し          モラ坊円瓢
○○△酒樽の水漏れを見る年用意          小川ひさこ
◎△水炊きの椀二つなり年迎ふ           モラ坊円瓢
○△しんしんとベル冴え渡る終列車         モラ坊円瓢
○△狛犬の背にいてふの黄葉かな          田野のぼる
△黄葉の降りくる中にひとり立つ          宇佐美直子
○◎師走こそ歩み緩めむ我は我           モラ坊円瓢
○◎山茶花を活ける手に散る二三片         井澤喜代美
○○電飾のきらめく師走御堂筋           小川ひさこ
○山茶花や飾り瓦の並ぶ家             小川ひさこ
○灯のともる山茶花の家誰ぞ棲む          田野のぼる
○着膨れし犬が後ろに炬燵引く           モラ坊円瓢
○南天の実のくれなゐは志士の血か         宇佐美直子

次回は一月十五日(土)午後二時。兼題「小正月」「椿」その他当日吟行句です。
時節柄ご自愛、御健吟の上、皆さまどうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

                                                                         中川晴美(雲の峰)
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